チャラリ〜ンチャラリラリラァ〜

帰路時、総武快速線稲毛駅から東京駅へ向かう途中に私は異変に気付いた。

リュックをゴソゴソ、ゴソゴソ。

私の心中はヒヤヒヤ、ヒヤヒヤ。

あせがタラタラ、タラタラ。

無いんだがね！無いんだ！携帯電話！！

スマートフォン！！


頭を回転させ、携帯を最後に触った時を思い出すと、駅まで送ってもらう車内だ！

甥っ子が可愛すぎて、パシャリと撮った。

有るか無いかとりあえず知りたい！

知るには？

電話する！

猫も杓子も携帯持っているから、声をかけたいけど掛けれない。

とりあえず途中下車。

で、駅員さんに電話借りれませんか？と尋ねるもNＧ！
公衆電話の場所を教えられ、辿り着く。
勿論、駅外。

パチンコ屋の裏にあった公衆電車。受話器をあげると硬貨は使えませんコール。
そんな、あほな。。
このご時世、テレカなんど何処に売っとんじゃ。

あ、交番発見。
事情を説明し、お金払うから電話貸して下さいと頼むと、ダメと言われ、撃沈。

困った市民を助けんかい！

５才のコを連れ、スーツケースを引き、リュックを背負う私に、1ミクロンも不審な点はないやろ！ウチの娘は、私の姿をみて不安なんや！

私やったら、交番はダメだけど、私のスマホを
使いな、代金なんて要りませんよ。勤務中ですけど非常事態ですもんね、ロッカーから取ってくるまで待ってね。おじょうちゃん、ジュースでも飲むか？
って言うわい！

結局、交番で違う公衆電話を案内され、フィリピンパブの前を歩き、やっと公衆電話。

私の作戦は、母から兄に電話してもらい
もう一度稲毛駅に行くから合流し、携帯を受け取る考え。

『お兄ちゃんに連絡してー』と母親に頼み、切り、再度かけると

『お兄ちゃん繋がらんわ』

あ、お兄ちゃん、携帯に執着ない。

あたいの苦労はなんなの？

東京駅に行けば良かった。

１時間はロスだ。


悲しいかな、いちごの小さい手を引きトコトコ歩き出すと

『かあさん、元気だし、かあさんようがんばったよ。』と。


感涙。


東京に着き、茅乃舎でイートインして、２人で
豚汁分けっこして食べた。優しい豚汁の味。

東京駅での買い物は諦めホームに上がろうと
したら、いちごちゃん


『おなかいたい、、』


大量のウンコを、東京に流し、無事に新幹線に
乗車。私は、缶ビール一本開け、ホッと一息。

いちごちゃんは、ひらがな書いたら、弁当を
パクパク食べて、熟睡。
疲れたやろな。

駅に着けば母親が待ってくれ、にいちゃんから
携帯あったから、宅配で送ると言われ
翌日には戻りました。

携帯は、無事に次の日に着きました。